2019年3月26日放送のTBS系「この差ってなんですか」では、100歳が実践!「健康長寿の秘訣!食べ合わせの差」!がテーマで、100歳以上の元気なご長寿が日頃食べている食材が紹介されました。
解説しているくださったのは、お茶の水系健康長寿クリニック院長白澤卓二先生。
まず、100歳以上の方々が週3日以上食べているという食材のランキング(300人中)からみてみましょう。
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目次
100歳超の健康長寿が週に3日以上食べている食材
1位 豚肉 255人
2位 ヨーグルト 236人
3位 豆腐 230人
4位 サバ 190人
5位 キャベツ 159人
6位 とり肉 149人
7位 納豆 130人
8位 サケ 123人
9位 梅干し 92人
10位 トマト 83人
▲100歳以上の方が週3日以上食べている食材ベスト10
今回は、この中から白澤先生が特に注目したサケ・の5つの食べ合わせを紹介してくれました。
健康長寿につながる食べ合わせ
「梅干し+ワカメ」で骨粗しょう症予防!
高齢者が週3日以上食べる食材の第9位である梅干しとワカメを一緒に食べると、骨粗しょう症の予防が期待できそうです。
骨粗しょう症にはカルシウムを十分に摂取することが必要ですることが、ワカメにはカルシウムが牛乳とおなじくらい含まれているのだそう。
ただ、ワカメのカルシウムは吸収しづらいく、梅干しの中に入っているクエン酸と一緒に食べることで、ワカメの中のカルシウムの吸収率があがるそうです。
その食べ合わせ方を実践している100歳の國部さんは、スライスしたとお酢、砂糖、ちぎった梅干し、そしてワカメを入れて食べていました。
「サケ+ブロッコリー」で動脈硬化予防!
高齢者が週3日以上食べる食材の第8位であるサケとブロッコリーを食べ合わせることによって動脈硬化の予防が期待できそうです。
ブロッコリーに含まれるビタミンCがポイント。
ブロッコリーはビタミンCが豊富な野菜。
鮭に含まれているアスタキサンチンは血液をドロトロにする活性酸素を取り除いてくれるので、鮭だけでも動脈硬化の予防に効果はあるのですが、ブロッコリーと一緒に食べることで、アスタキサンチンの効果が持続して、長い時間効果があると。
実践しているという101歳の小笠原さんは、最近も血管が丈夫という診断結果が出たといますが、サケにブロッコリーを入れたシチューがお好きでよく食べているそうです。
耳がと遠いのでホワイトボードで会話をされているようですが、認知症予防に塗り絵などされていて、とてもお元気そうでした。
「サバ+リンゴ」で認知症予防!
高齢者が週3日以上食べる食材の第4位であるサバとリンゴを食べ合わせることによって、認知症の予防が期待できそうです。
もともとサバには、DHAという脳の神経細胞を活性化させる成分が多く豊富に含まれています。
でも、DHAは血液中で活性酸素に攻撃されて壊れてしまい、脳までたどり着くDHAの量は少なく、認知症予防効果が得られにくいそう。
そこで、サバとリンゴと一緒に食べると、リンゴにしか含まれていないリンゴポリフェノールが活性酸素からDHAを守ってくれるので、DHAが壊れないで脳にま届けられるため、認知症予防の効果に期待できるのだと。
実践している103歳の瀬戸さんは、焼き鯖にすりおろしたリンゴをかけて食べるのが大好きだそうです。
すりおろしリンゴは、認知症予防の効果もさることながら、焼きサバにかけると味もまろやかになるそうです。
瀬戸さんもほんとうにお元気そうで、身の回りのことはご自分でされていて、毎日お掃除や体操もされています。
ご本人いわく、「ボケ防止に」と気になることをノートに書き留めたりもしています。
「ヨーグルト+玉ねぎ」で腸内環境改善!
高齢者が週3日以上食べる食材の第2位であるヨーグルトと玉ねぎを食べ合わせることによって、健康効果を高めることが期待できそうです。
ヨーグルトに含まれるビフィズス菌が、腸内環境を改善する効果をアップしてくれるので、ビフィズス菌のエサをしっかり入れてビフィズス菌を増やさないと腸内環境は良くなりません。
このビフィズス菌のエサになるのが食物繊維。
ビフィズス菌のエサとなる食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類あって、ビフィズス菌が好むのは水溶性食物繊維です。
この水溶性食物繊維を多く含むのが玉ねぎなのだそう。
実践している100歳の池沢さんはスライスしたタマネギに、食べやすくするためにはちみつをかけて食べていました。
100歳になった池沢さんは、薬を飲むこともなく、自宅から5分ほどの畑でニンジンやネギをおひとりで作っているお元気な方でした。
「豚肉+サツマイモ」で健康効果を高める!
高齢者が週3日以上食べる食材の第1位である豚肉とサツマイモを食べ合わせることによって、健康効果のアップが期待できるようです。
ビタミンB1が豊富な豚肉には、疲労回復や免疫力UPに効果がありますが、豚肉の脂は吸収されると過酸化脂質となって動脈硬化の原因になってしまいます。
また、細胞の中に入ると細胞の老化を引き起こしてしまいます。
そのデメリットを減らしてくれる食材がサツマイモ。
サツマイモにはビタミンEが多く含まれていて、豚肉の脂が過酸化脂質に変わるのを防いでくれる。
豚肉はビタミンB1が含まれて健康長寿としてとても良いのですが、脂があることによって動脈硬化の恐れが出てしまうのだそう。
でも、サツマイモによってその恐れがなくなり、さらに健康効果があるようです。
実践している100歳の出井さんは小さく切った豚肉を茹で、サツマイモも一緒に煮込み、さらにタマネギも一緒に煮込んだ「豚肉とサツマイモの甘辛煮」を食べています。
この食べ方は、元々豚肉に含まれる脂質を、サツマイモに含まれるビタミンEが過酸化脂質にしないように防ぐので、本当の健康長寿の豚肉になれるという。
まとめ
健康によいと言われる食材は、日ごろから摂り入れるよう努めていますが、食べ合わせによってそれぞれの効果を高めることができるんですね。
これから、意識して日常食生活に取り入れて、健康寿命を延ばしていきたいものです。(^-^)
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