2019年4月23日放送のテレビ朝日系「名医とつながる!たけしの家庭の医学」では、平成最後の大発見!心臓若返り(秘)物質の特集で、心臓の老化を止める物質、全身の老化を遅らせる物質が紹介されました。
教えてくださったのは、自治医科大学附属さいたま医療センター 循環器病臨床医学研究所所長 教授の早田先生です。
ここでは、老化の原因、そして全身の老化を遅らせる効果が期待できそうなポリアミンについてまとめています。
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目次
老化の原因は小さな炎症
歳を重ねると体内に細胞などの老廃物が溜まります。
本来、免疫細胞は自分の体を守ってくれるのですが、老廃物となった細胞を敵とみなし攻撃して小さな炎症を起こします。
この小さな炎症が老化の原因で、小さな炎症は増え続けて、全身の細胞が傷ついていってしまうのだと。
血管で炎症が起こり老化した血管は固くなり動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、肌で炎症が起これば顔の内部ではシミだらけの状態になり、炎症とともに体がどんどん老けていってしまうんですね。
全身の老化を遅らせる物質【ポリアミン】とは?
世界に先駆けて早田先生が発見した全身の老化を遅らせる物質が、ポリアミンです。
ポリアミンは、微生物から人間まですべての生物に存在する物質。
世界最高峰の医学専門誌「ランセット」に掲載された先生が書かれた論文で、マウス実験により老化を遅らせるメカニズムを明らかにしています。
実験では、同い年の2組のマウスのグループを使って、片方のグループに老化をポリアミンを与え続け、もう片方のグループにはポリアミンを与えなかった結果、ポリアミンを与えられたグループは、毛並みが白くて若々しく、肌ツヤも良く元気だったのに対し、与えられなかったグループは、毛も抜け落ちて黒ずみ、老けてしまっていたそうです。
研究を行っている早田先生によると、ポリアミンは体内物質で、加齢によって減少していきます。
でも早田先生によると、老化を遅らせる物質ポリアミンは加齢と共に減っていくのですが、年をとってもポリアミンが多い人がいるそうです。
番組では60代の女性18人を調査し、ポリアミン濃度が高かった5名と低かった人にどんな違いがあるのかを導き出し、早田先生はポリアミンを多い食事をとることでポリアミンを補っていたと推測しました。
全身の老化を遅らせる物質【ポリアミン】を多く含む食品
番組では、ポリアミン濃度が高かった5名の普段の食事から、共通する食材を洗い出しました。
ポリアミンはまだ研究段階のようですが、ポリアミンを増やす方法に期待できそうです。
5名が共通してよく食べている9つの食材は、根菜類、魚類、大豆食品、いも類、穀類、きのこ類、肉類、柑橘類、葉物野菜でした。
ポリアミンを最も多く含む食品は?
ポリアミンを最も多く含む食材は、豆類、特に大豆です。
食品としては、大豆、納豆、豆腐、みそ、豆乳などですね。
早田先生もよく食べているものは納豆とみそ汁だそう。
ポリアミンを多く含むもう一つの食材は?
ポリアミンを多く含むもう一つの食材は、しいたけ、えのき、しめじなどのきのこ類です。
摂取量の目安は?
成人男性50人に毎日1~2パックの納豆を食べてもらうと、ポリアミン量が増えたそうです。
食べる期間は?
ポリアミンの多い食材を摂取しても、効果が出るまで数か月から1年以上かかりそうです。
ポリアミンの多い食材をひたすら毎日食べ続けることが大事なんですね。
まとめ
老化を遅らせることができたら、ほんとうに嬉しいですよね。
早田先生はポリアミン研究が進むと100歳以上が当たり前になるかもしれないとも言っていました。
加齢とともに作られにくくなるようですが、ポリアミンを含む食品を摂取することで不足分を補うことができそうです。
納豆は、毎日たべているので、これからはキノコ類も一生懸命食べなくては!(^-^)
いつまでも若々しくありたいものですネ♪
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