■入金経路が確認できるマイナンバーに出金経路が確認できるマイナンバーへ
こんな状況で、まだ、はじまってもいない『ポイント還元制度』の終了後の2020年10月からは、マイナンバーとヒモづけで、2万円チャージすると5000円ポイント還元するという政府案が浮上してきた。これはもう、混乱を更に拡大するばかりだ。
まずは、マイナンバーのヒモづけの連携で問題がない人でテスト期間をふんだ上での実施にすべきだ。
現在、マイナンバーは、個人と銀行などの金融業、会社などとのヒモづけが必須となっているので、サラリーマンであれば、すべてマイナンバーで収入や入金経路が可視化されている。そして、次に消費先のキャッシュレスにマイナンバーがヒモづけされれば出金経路まで可視化されることとなる。
それが問題ないと思える人にはそれまでだが、不都合と思う人も少なくないことだろう。むしろ、25%までインセンティブをつけてでもマイナンバーを使わせたい政府の思惑がなんだかとても気持ちが悪い。いや、政府がいつでも閲覧できる状態が気持ちが悪いのだ。むしろ、マイナンバーを使わせる権利を国民にすべて渡し、オプトインで使用できるデータと利用されたことを知らせるような、エストニアの『イーレジデンシー』のようなシーンを想定したい。
むしろ、マイナンバーで福利厚生から、年金、パスポート、運転免許、確定申告と収入と同時に払った税金もふくめてすべて可視化し、選挙の投票もできるようにすべきではないだろうか?使いたい人だけがヒモづけし、使いたくない人は拒否することができる。そして、誰かが中央集権的に利用するのではなく、ブロックチェーン技術で、本人とのヒモ付けは担保しながらセキュリティを高め、利用するにはコストが発生し、そのコストは個人に反映できるというような新たな『個人情報時代』のヴィジョンも同時に提示すべきではないだろうか?
マイナンバーとスマートフォンのヒモづけを安易なインセンティブのポイント還元制度で提唱するのはどこかおかしいと思う。-->低迷しているマイナンバーカードの普及を進めるため、政府はカードを持っている人に対して買い物などで利用できるポイント、マイナポイントを与える制度を導入するとのニュースがありました。
さらに、消費税率引き上げにともなう景気対策として、政府は2020年7月以降に、マイナンバーカードとスマートフォン決済などを連動させてポイントを付与する新たな対策の検討も始めたようです。
この対策は、マイナンバーカードを持っている人を対象に、スマートフォンなどを用いたキャッシュレス決済サービスに現金をチャージすれば、国がマイナポイントというポイントを付与するというもの。
政府は、3日に開いたデジタル・ガバメント閣僚会議で方針を確認し、具体的な実施時期や還元率などは、今後検討するとしています。
デジタル・ガバメント閣僚会議なんて初耳。。。(^-^;
2020年6月までキャッシュレスの支払いにポイントが還元されることになっていて、新たな対策はこれを引き継ぐ形で、消費の活性化も図るようですが、これでマイナンバーカードの普及も促進されるということでしょうか。。。
ここでは、マイナポイントについてわかりやすく解説しています。
マイナポイント マイナンバーカード所持者対象のポイントン還元制度
【デジタル・ガバメント閣僚会議の資料より】
マイナポイントと呼ばれるこの制度は、マイナンバーカードを持っている人を対象に、QRコードなどを使った民間の前払い式決済でチャージした額に国がポイントを上乗せするというもの。
景気の落ち込みを防いだり、キャッシュレス決済を広めたりする狙いも。
マイナンバーカードを持っている人を対象にスマホなどの「○○ペイ」にチャージする・前払いすることで、国から一定の「マイナポイント」が付与されるという仕組みに。
たとえば、2万円のチャージに対して25%にあたる5000円分のポイントを付与する案などが検討されているようです。
ちなみに、マイナンバーカードは導入から4年経って、普及率は13.9%とまだまだ低いようです。
マイナンバーカードが必須
恩恵を受けるために必要なものが、マイナンバーカード。
私はまだ、マイナンバーカード持っていません。。。
マイナポイントの利用開始時期はいつ?
具体的な時期は現在検討中のようですが、10月からの消費増税にあわせ、来年6月までの9カ月限定でキャッシュレス決済へのポイント還元が景気対策として行われることになっていて、新たな還元策は、この対策が終わった後の来年7月以降に導入されるようです。
【デジタル・ガバメント閣僚会議の資料より】
マイナポイントを利用する際の手続き マイナンバーカード申請
マイナポイントを利用するには、手続きが必要です。
- マイナンバーカードの交付を受ける
- マイキーIDを作成・登録する
マイナンバーカードの交付申請
マイナンバーカードは、パソコン・スマートフォン・郵送・まちなかの証明写真機から無料で申請することが出来ます。
マイナンバーカードの交付申請から、市区町村がマイナンバーカードの交付の準備ができた旨をお知らせする交付通知書を発送するまで、概ね1か月間となっています。
交付通知書が届いて市区町村へ引き換えに行くと、マイナンバーカードが交付されます。
専用のマイキーID
利用するには、住んでいる市町村において、マイナンバーカードを取得して、専用のID(マイキーID)等を設定する必要があります。
マイナンバーカード取得時に設定した「利用者証明用電子証明書暗証番号(4ケタ)」が必要です。
何やら長たらしい名称。。。(^-^)
利用者証明用電子証明書暗証番号とは、マイナンバーカードのICチップ内に登録されている、公的個人認証サービスで発行される電子証明書です。マイナンバーカードの申請の際に4桁の暗証番号を設定しますが、この証明書は、インターネットサイトやコンビニ等に設置してある情報端末等にログインする際に利用します。(例:マイナポータルへのログイン、コンビニでの公的な証明書の交付等) なお、この証明書により、「ログインした者が、利用者本人であること」を証明することができます。
今後、IDの簡単設定アプリが、順次リリースされる予定です。
その後、マイナポイントの申込みをし、ポイントを利用することになりますが、ポイントの購入条件、購入対象者、プレミアム率、ポイントの利用環境や使途、有効期限等、具体的な内容は現在検討中です。
マイナポイントの申込は誰でもできるの?
ポイントの購入条件、購入対象者、プレミアム率、ポイントの利用環境や使途、有効期限等、具体的な内容は現在検討中です。
国から付与されるプレミアム分は、購入額の何%?
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マイナポイントについて、購入の上限や月ごとの利用上限はあるの?
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マイルやクレジットカードのポイントで取得した既存の自治体ポイントと、マイナポイントは同一のもの?
既存の自治体ポイントとマイナポイントは異なるポイントです。
マイナポイントに有効期限はあるの?
ポイントの購入条件、購入対象者、プレミアム率、ポイントの利用環境や使途、有効期限等、具体的な内容は現在検討中です。
マイナポイントは、どこでどのように利用できるの?
ポイントの購入条件、購入対象者、プレミアム率、ポイントの利用環境や使途、有効期限等、具体的な内容は現在検討中です。
マイナポイントの不正利用防止のための対策は?
マイキーIDの作成・登録の際は、厳格な本人確認の基に発行されるマイナンバーカードを必要とし、マイナポイント申込のためにマイキープラットフォームにログインする際は、マイキーIDと利用者マイページログイン用パスワードの2つの要素での認証が行われています。
また、ポイント利用時の不正防止策について、具体的な内容は現在検討中です。
マイナポイントを利用するためにはスマートフォンを保有し、民間キャッシュレス決済サービスを利用していることが条件なの?
マイナポイントの利用手段の一つとして、スマートフォンでの決済サービスも想定し、検討が進められているようですが、 具体的な利用手段やポイントの購入条件、購入対象者、プレミアム率、ポイントの利 用環境や使途、 有効期限等、具体的な内容は現在検討中です。
まとめ
マイナポイントについては、まだ正式に決まっていないので、制度について詳しい発表もされていませんが、マイナンバーカードを使ってチャージすると高い還元率でポイントが付与されるというので魅力的な制度といえるかも。。。
今後のマイナポイントの詳しい情報は注目です。
私のようにマイナンバーカードを持っていない人は、今から準備しておくとよさようですね。
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