2018年8月21日放送の「林修の今でしょ!講座」では、トマトのすごい健康パワーの特集でした。
トマトの栄養素といえばリコピンはよく知られていますが、実は他にも新たな栄養素が見つかっているそうなんです。
ここでは、トマトの新たな栄養素をはじめ、トマトの健康効果、レシピなど名医が教えてくれたトマトの新常識をまとめてみました。
スポンサードリンク
目次
トマトの2つの栄養素 リコピン・エスクレオサイドAとその働き
リコピン
トマトに含まれるリコピンは、血液中の善玉コレステロールを増やし血管を老けさせない!
血管は酸化して機能が低下しますが、リコピンは酸化を防ぎ血管を若々しくすることが期待できます。
普段の食事と一緒に1ヵ月トマトを1日1個半程度摂取すると、善玉コレステロールの濃度は接種後に15%上昇。
リコピンはトマトの皮に多く含まれていて、成熟して赤くなるほどリコピンは増えるのだそう。
朝のトマト摂取のリコピン吸収量は夜の2倍以上!
朝は空腹状態のため栄養素の吸収率がアップするのだそう。
トマトのリコピンを効率的に摂る方法 加熱
リコピンを効率よくたくさん摂取する方法は、熱を加えること。
加熱すると栄養素が凝縮されリコピンの吸収率がUPするのだそう。
林修先生はトマトにオリーブオイルをかけて毎朝食べているそうですが、これはリコピンの効率的な食べ方として最高の組み合わせのようです。
リコピンの吸収率は1.6倍に。
永井先生おすすめの食べ合わせはニンニク、玉ねぎと調理。
で、紹介されたのが、北海道の健康長寿の谷さんのトマト、オリーブオイル、玉ねぎ、ニンニクを使ったトマトとイカの丸焼き炒め。
トマトとイカの丸焼き炒め(2人分)
【材料】
- イカ 1はい
- 玉ねぎ(薄切り) 1/6個
- トマト(くし形切り) 2個
- エリンギ(細切り) 大1本
- にんじん(細切り) 1/3本
- いんげん(縦半分に切る)6本
- パプリカ(細切り) 1/4個
- にんにく(薄切り) 1かけ
- オリーブオイル大さじ 2
- 塩小さじ 1/4
- こしょう 少々
【作り方】
①イカは内臓をとり下処理をします。
②フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、にんじん、玉ねぎ、いんげん、エリンギ、パプリカの順にいれ全体に混ぜます。
③②がしんなりしてきたら、イカ、トマト、にんにく、塩、コンソメを入れ、蓋をし、イカに火が通るまで7~8分加熱します。
④塩こしょうで味を調え、イカを食べやすい大きさに切り、器に盛って完成。
関先生(岡山大学公衆衛生学分野 内科医)がリコピンの吸収率をアップするレシピを紹介。
卵の良質な油がトマトのリコピンを吸収してくれるというトマトと卵を加熱したトマト入りスクランブル。
トマトが苦手な方にはドライトマトなどでもOK。
リコピンの1日の摂取量はトマトなら2個半。
ジュースではコップ1杯。ケチャップは大さじ4杯。
エスクレオサイドA 2003年に発見されたトマトにしかない新栄養素
2003年に永井先生(東海大学農学部 バイオサイエンス学科教授)と熊本大学の研究により世界初のトマトの新栄養素が発見され、動脈硬化予防効果が期待され海外でも注目されているそう。
その栄養素がエスクレオサイドA。
動脈硬化の要因となる脂質の代謝を改善し脳梗塞や心筋梗塞を防いでくれるというもの。
エスクレオサイドAはマウス実験で動脈硬化抑制効果が判明しているそうです。
エスクレオサイドAはミニトマトにも豊富に含まれていて、1日の摂取量は2~3個。
リコピンは赤い色素で目に見えますが、エスクレオサイドAは透明で目に見えないためにこれまでで見落とされてきたようです。
エスクレオサイドAはトマトのすべての部分に含まれているのだそう。
トマトのエスクレオサイドAを効率的に摂る方法・・・生
エスクレオサイドAを摂取するのやってはいけない食べ方は加熱。
加熱すると分解されてしまうので、永井先生のオススメは生のトマトの摂取。
リコピンは加熱で吸収率アップしますが、エスクレオサイドAを摂るには生がオススメ。
ちなみに、トマトジュースは、殺菌などのため加熱処理されているので、エスクレオサイドAは摂れないそうです。
今回番組の健康長寿によるレシピが、トマトの栄養素リコピン&エスクレオサイドAを逃さず取れる食べ方。
効率のいい食べ方は玉ねぎなどの野菜を電子レンジで加熱、トマトを投入しオリーブオイルを加えた冷製トマトそうめん。
さらに、冷凍トマトをすりおろして出汁に入れて素麺で食べるという廣田孝子先生オススメの冷凍トマトを使ったレシピが紹介されました。
まとめ
折角、トマトの新しい栄養素が発見され、働きも知ったので、これからはそれぞれの栄養素を効率よく摂れるようにしたいと思います♪
追記
2019年3月12日の「林修の今でしょ!講座」で、健康長寿につながる!ミニ野菜ベスト3が紹介され、ミニトマトが3位でした。
番組の内容を簡単にお伝えしますね。
リコピンには抗酸化パワーがあって動脈硬化のリスクを減らす効果が期待できますが、ミニトマトはリコピンがトマトの約2.5倍で、それはミニトマトは普通のトマトに比べて皮が厚いから。
収穫量1位の熊本県のミニトマト農家の方は、血管年齢が若く、血管と肌を老けさせない理にかなった食べ方をしているようです。
リコピンの吸収率がUPするミニトマトのとり方は、温めて食べるということ。
熊本県の農家ではご当地料理のだご汁にミニトマトをいれて食べていましたが、リコピンは細胞の中にあるため壊すと吸収率が高まるるのだそう。
また熊本の方はミニトマトのおかゆを食べていました。
スポンサードリンク
コメントを残す