2020年2月18日の朝日テレビ系『林修の今でしょ!講座』の放送は、免疫力UP「長芋VS納豆」の特集でした。
VSとなっていますが、それぞれ免疫力UPなどのパワーがあるので、ここでは納豆のパワーについてまとめました。
世界が今、長寿研究で一番注目している食材が納豆ということです。
納豆が最強の健康食材として教えくださったのは、納豆博士の慶応義塾大学大学院医学部渡辺光博教授です。
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目次
納豆の効果がすごい!
1日1パックで死亡率、心筋梗塞などの循環器系疾患が低下
2020年1月30日、国立がん研究センターが9万人を15年かけて調査した納豆に関する最新研失陥に究で、納豆を1日1パック食べると死亡リスクが10%下がると発表され、世界中の医学界が注目しているようです。
納豆を1日1パック食べると、心筋梗塞などの循環器系疾患が約20%も減少したそう。
納豆というと、腸内の善玉菌を増やす納豆菌や、血流を良くするナットウキナーゼはよく知られていますよね。
世界中の医学界が注目しているというのが、納豆の免疫力をUPさせる成分です。
納豆には、世界中でこの成分を最も多く含む食品がだそうです。
免疫力をアップさせる納豆の成分
免疫力をアップさせる納豆の成分は、「スペルミジン」。
今、世界が注目している、腸を元気にして免疫力のアップが期待できそうです。
スペルミジンは細胞の修復に必要な物質で、腸内の老化した細胞を修復し免疫細胞を活性化してくれるのだそう。
腸内の免疫細胞は年齢とともに減少します。
スペルミジンが、免疫細胞を活性化し、病原菌を減らします。
また、マウスを使った実験では、スペルミジンを摂取すると寿命が約25%伸びたという研究結果もあるそう。
人間で例えると、80歳が100歳まで伸びる計算になるとか。
そして、世界中でこの成分を最も多く含む食品のひとつが、納豆なのだそう。
スペルミジンは、大豆を発酵させることで作られる成分なので、単に大豆をとればよいというわけでもないんです。
納豆がすごいのは、
大豆の栄養(大豆イソフラボンなど)+ 発酵で作られる成分(スペルミジンなど) が含まれていること。
ちなみに、納豆の成分の効果として、
ナットウキナーゼ・・・血流をよくする
大豆イソフラボン・・・血管を丈夫にする
レシチン・・・悪玉コレステロールを減らす
が、よく知られていますね。
花粉症予防!?
納豆を1日1パックで花粉症の症状を軽減してくれる!?
納豆には、納豆菌のほかにも免疫機能を向上させる成分、ネバネバ成分(レバン&ポリグルタミン酸)が含まれていて、花粉などのアレルギーを抑制してくれるのだそう。
また、納豆は納豆菌が腸内で増えるため、たくさん食べる必要がないとも。
納豆を1日1パックで粗しょう症予防!?
2016年、東京工業大学の大隅良典教授がオートファジーのメカニズムの発見でノーベル賞を受賞しました。
オートファジーとは自己再生能力のことで、骨にもこのメカニズムが備わっていて、古い細胞を分解して新しい細胞に修復しますが、加齢とともに再生能力が低下します。
これが老化なんですね。
納豆には、この自己再生能力をアップさせ骨を強化してくれる成分があります。
骨のオートファジーを促す成分は、スペルミジンと&ビタミンK₂。
このどちらの成分も納豆に含まれていて、スペルミジンは自己再生能力を活性化、ビタミンK2は骨を形成してくれるようです。
スペルミジンの適量は、こちらも納豆1パックで大丈夫です。
免疫力をアップさせる納豆のトッピング
納豆博士の渡辺先生が注目している、納豆の免疫力をよりアップさせる理にかなったトッピングを教えてくれました。
お酢
納豆をよく食べている健康長寿の方々は免疫力をアップさせる食べ方をしているようです。
お酢を入れると腸内の善玉菌を増やしてくれるといいます。
納豆(納豆菌)とお酢(グルコン酸)の腸内の善玉菌を増やすWパワーで免疫力UPが期待できそうです。
納豆に酢を入れるこの食べ方は、80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さんもやっているそう。
酢は血流も良くしてくれ、腸の活性化にも効果が期待できるんですね。
白菜
番組内で健康長寿の方は、納豆に白菜漬けを入れて食べていました。
白菜漬けの乳酸菌がポイントだそう。
納豆菌と乳酸菌の組み合わせは最強で、キムチでもOK。
腸内の善玉菌が増加するといいます。
納豆レシピ
ゲストの女優の高畑敦子さんは納豆が苦手のようですが、納豆カリカリチーズ焼きは美味しい、お酒のあてになると、納豆が苦手な人でも食べられそうな納豆レシピです。
チーズと一緒に摂ることで骨の強化が期待できます。
【納豆カリカリチーズ焼き】
材料
(1~2人分)
納豆 1パック(タレも使用)
小麦粉 大さじ2
水 大さじ1
溶けるチーズ 大さじ5(約40g)
ネギ 適量(小口切り)
醤油 少々
塩 少々
オリーブオイル 適量
作り方
1.ボウルに納豆を入れ、小麦粉・水を混ぜます。
2.溶けるチーズ・ネギ・醤油・塩を加え、混ぜ合わせます。
3.フライパンにオリーブオイルを熱し、生地を薄めに伸ばしながら入れます。
4.片面が色づいてきたら裏返し、軽くおさえながら両面きつね色になるまで焼きます。
まとめ
納豆にはさまざまな効果が期待できそうですね。
1日1パックでいいので、お手軽に摂取できるのもポイント。
納豆が苦手な方も、食べやすくするようなレシピで摂取できるといいですね。
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