最近チャイがオシャレ女子に人気のようです。
濃厚な香りとスパイスの刺激に、おしゃれ女子が虜になっていて、代官山や中目黒にも専門店があって、チャイに関するインスタ投稿は27万件超えとか。
インドではチャイの店に集まるのは男性が多いといいますが。。。
どちらもミルク入りの紅茶なのですが、あらためてチャイとミルクティーの違いについて調べてみました。
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目次
チャイとミルクティーの違いは?
ざっくりいうと、ミルクティーは淹れた紅茶にミルクを加えたもの、チャイはミルクでお茶を煮出したものです。
具体的には、チャイは、少量の水と茶葉を鍋に入れて煮出し、さらに牛乳を入れ沸騰させたもの。
さらに、ショウガ、シナモン、カルダモン、オールスパイス、クミンなどの香料を加えて紅茶をいれて煮出し、砂糖を加えて作る紅茶をマサラチャイといいます。
本来チャイはただのミルクティーのようなものですが、日本でチャイと言うと普通スパイスが入っているチャイをいいます。
一般に「チャイ」と言えば、「インドのお茶」を指していう事が多く、チャイはインド式、ミルクティーはイギリス式の紅茶の飲み方ということでしょうか。
チャイ&ミルクティーの茶葉
お茶といえば、緑茶、紅茶、ウーロン茶などがあって、色、香り、味わいもいろいろですよね。
こうした様々な種類のお茶は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)という学名の常緑樹のチャノキから作られます。
チャイもミルクティーの紅茶の葉も、チャノキから作られるんですね。
そして、チャイに使う茶葉は、アッサムCTCがおすすめ。
チャイはミルクを入れるので、紅茶がミルクに味負けしないように、濃い味の紅茶がいいのですが、味が強いのがアッサムCTCです。
神戸スパイス アッサムCTC
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アッサムCTCの茶葉の形状はコロっとしていますが、これはCTC機という揉捻機(茶葉を揉んで形状を整える工程)によってできます。
ちなみに、CTCは、Crush(つぶして)、Tear(引き裂いて)、Curl(丸める)という製茶工程を表しています。
インドのチャイの歴史
1800年代、インドがイギリスの植民地だった頃、良質の茶葉を求めてプランテーションが幾つも作られ、主に上質葉はイギリスへ送り、インドの庶民が飲むのは残りの粗悪な細かい茶葉(ブロークン細葉、ダストティ)でした。
時代と共に、粗悪な細かい茶葉に直接ミルクや砂糖、場合によっては各スパイスを入れ、美味しく紅茶を飲む方法が考えられ、濃厚な甘い味で飲まれるようになったようです。
諸説あるようですが、イギリス人がミルクや砂糖などで味付けする飲み方を伝授し、インドで紅茶の販売促進に力を入れたとされたとも。
少量の水にクズ葉を入れて沸し、数分間沸騰させ大量のミルクと砂糖を加えたものが、インドで「チャイ」と呼びました。
イギリス式が、茶葉を丸ごとポットに入れ、沸騰したお湯を注ぐのに比べ、インド式は茶葉(細葉))を直接煮出すという特徴があります。
イギリス式は、茶葉の香りを楽しむために、ミルクや砂糖は別に添えられ、各自の好みにより適量を入れて飲みます。
チャイの作り方
通常のミルクティーは、紅茶に牛乳を入れたもの、チャイは別物ということで、マツコの知らない世界では40年間毎日チャイを飲み続けているという神原博之さんが本場の作り方を紹介してくれました。
本場の作り方(プレーンチャイ)
1. 水に茶葉を投入
チャイ用茶葉:茶葉を潰し引き裂き、丸いつぶつぶの形状に加工
2. 時間をタイマーで正確に計る(3分)
チャイ用茶葉:丸くすることで茶葉の表面積が増え、茶汁が多く出るため、普通の紅茶より味が濃い
3. 茶葉の成分を限界まで煮出す(沸騰してからもぐつぐつさせ、茶色くする)
4. ミルクを投入し、沸騰してから3分煮出す
ここで、沸騰した泡を楽しむのも醍醐味!?
5. 茶こしで注ぐ
茶葉・牛乳・砂糖・水以外は入っていない、プレーンチャイの完成です。
マツコさんは、意外とあっさりしている、美味しいと評していました。
神原氏がお気に入りのチャイ店を選りすぐって紹介するとともに、40年間かけてたどり着いたという、自宅で作れるおいしいチャイの茶葉の組み合わせを披露してくれました。
チャイによく使われるスパイスに期待される効能
カルダモン 口臭防止 消化促進
シナモン 発汗作用 むくみ・たるみ予防
ナツメグ 食欲不振予防 シワ・シミ予防
スーパーで買えるようなチャイ商品
・無印 チャイブレンド(スパイス入り) 39(税込み)0円
・カルディコーヒーファーム
オリジナル インスタントチャイ 378円(税込)
都内のチャイ専門店
カフェ モクシャチャイ 中目黒(中目黒アロマカフェ 内)店舗情報
営業日:毎週木曜日&土曜日
営業時間:11:00-17:00(L.O.16:30)
東京都目黒区東山1丁目3−6 クレール東山 2F
最寄駅:中目黒駅徒歩7分
オンラインショップ
https://mokshachai.shop/
中目黒駅からチャイ専門店Cafeモクシャチャイ中目黒までの道を動画で案内しています。
こんなチャイを提供しているお店も!
・東京都高円寺 妄想インドカレーネグラ 痺れるチャイ500円(税込)
*ネパールの山椒とインドの胡椒が効いているようです。
・神奈川県鎌倉 AMAZAKE STAND チャイ甘酒 650円(税込)
*水と茶葉とスパイスを煮出しただけで牛乳を入れずに茶こし、牛乳の代わりに生甘酒を使用。
・福岡市 オオカミの口 ジンジャーチャイ 770円(税込)
*唐辛子入りで美味しいそう。
*砂糖をまぶし一晩寝かせた生姜を白ワイン・ブラックペッパー・シナモン・クローブ・ハチミツ・唐辛子に漬ける。
まとめ
チャイはなかなか奥深いです。
こんどお店に行ったら、チャイを味わって飲んでみたいと思います。
自分で作るならスパイスの組み合わせで自分の好みの味や効能を期待しながら楽しめそうですね。
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